シンポジウム後半はフロアーの参加者からの意見・質問を交えながら参加者全員で文大の現状と未来について考えました。

学生や市民の方、市会議員や文大OBの方から様々な意見や質問がありました。
質問や意見の主な内容は、以下の通りです。
・ 組合チラシによる、<市民の税金は実質的にはいっさい使われていない>という記述と、
  市の見解は矛盾しているが、どういうことなのか
・ 独法化に対して学生は何をすれば良いのか?
・ 文大は市民にとっても大事な存在である。私が期待するのは地域に対する経済効果。
  “地域と共に歩む、町おこしの起爆剤としての文大”とうたっているが、
  掛け声だけでなかなか実現されていない。
  昔と違って今は学生が自分から地域に出て行っていない。もっと出て行って欲しい。
  学生の柔軟な発想力は市民や地域にとっても魅力的で貴重である。
  都留という地域で得た経験は、学生が社会人になった時に市民として街づくりを起こしていける原動力になるはず。
・ 今、市民と文大とが離れてしまっているように感じる。
  学生は地域の市民と関わる中で社会での実体験を重ねる、それが学生自身の力になる。
  大学の主役は学生。市対教員の対決ではなく、市民・学生も交えて何が学生にとって一番良いのかを考えるべき。
・ 大学の法人化に関して、市は市民に対して不十分な情報しか与えていない。
  議会では大学教員の意見は切捨てられている。市による独法化の説明は、国の説明の域を出てない。
  文大の将来を本気で考えているようには見えない。

この他にも市民や学生の方々から多くの率直な意見が寄せられ、
市民の皆さんの文大に対する期待、独法化に対する不安・疑問を強く感じることができました。

また市民や学生に対する説明や対話、広報活動がこれまで不十分であったこと、
そのために生じた誤解も多いことがわかり、
今後より一層、市民の皆さんとの対話や協同、市民や学生に対する説明や広報をおこなっていく必要性を強く感じました。

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